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出産後(周産期)の腱鞘炎、痛みやシビレの鍼灸

2019.02.10

 本日は金沢は冷え込んでいます。

 今シーズン、初めてくらいの積雪でしょうか。

 

 先日、ご来院の40代の患者さん。

 

 当院へは30週くらいで逆子の鍼灸施術にご来院されていました。

 結果は、無事お子様は正常位に戻りました。

 

 元気な天使ちゃんのご出産おめでとうございます!!

 

 さて、その患者さん、出産後、手指のシビレと反対側の母指の腱鞘炎を訴えて再来院。

 産婦人科医にも相談されましたが、特に整形外科を紹介されることもなく、お子様を抱っこするなど慣れない動作から痛みやシビレが出ているのだろうとの話で様子を見ることになりました。

 

 しかし、シビレも腱鞘炎も変化なし。まだ先の話ですが、手を使う仕事にも就かれているので、このままシビレが続いたら・・・と不安な気持ちが湧いてきました。おまけに頭痛もついてきました。

 そこで当院にご連絡があり来院されました。

 

 出産状況から痛みやシビレの発症、その後の経緯をお聞きし(頭痛も)、シビレがありますので頸椎の徒手検査、腱反射などを行い、脊椎周囲の神経根の圧迫等は除外されるだろうと判断しました。

 ここで脊椎の神経根圧迫や脊髄に関連した原因が疑われれば整形外科医に診断をお願いしないといけませんからね。

 頭痛は、もともと頭痛持ちで、症状が全体的に締め付けるような頭痛で、頸肩部の緊張も強いことから筋緊張性頭痛と判断。

 

 痛みに関連している神経学的あるいは東洋医学的な観点からの筋力検査や体表の診察を行いました。また、お腹をの状態、脈の状態等診て、元気そうですが、出産によるエネルギー不足(産後1カ月ほど)や身体のアンバランスがあると判断し全身調整(生体制御療法)を行いました。

 手のシビレの部位や親指の腱鞘炎の部位から関連している部位(シビレや痛みの発症に関連)を探し、圧痛や硬結を探り、上記のような身体全体を健康な状態に戻すためのエネルギーを高め、シビレや痛みに関連している身体の部位を正常に戻すように鍼治療させていただきました。

 

 全身の調整は、背中の兪穴(ユケツ)、頸部、腹の募穴(ボケツ)の13穴(黒野式全身調整基本穴)

 シビレや痛みには、筋力検査で得た情報から関係する手足に鍼治療、頭痛には髪の毛の生え際のコリコリ響く場所に鍼治療。

 

 頭痛は消失。親指の腱鞘炎も消失(物を持っても、動かしても大丈夫)、手指のシビレは中指と薬指の手のひら側の指先ですが、中指はシビレが消失し、薬指が若干薄くなったがまだ残るという状況でした。

 これからも週1回ほどしか時間が作れないということですが、継続して産後の体調改善のために通院されるとのこととなりました。

 

 出産は大仕事です。十月十日、お腹の中に生命を宿し育んできたわけですから、それだけエネルギーを天使ちゃんへ注いでいます。そして出産は通常分娩にしろ帝王切開にしろ母体にとっては大仕事です。

 そしてホルモンバランスもその人により出産後の戻り方が違います。このホルモンが腱鞘炎などの原因の一つになることもあります。

 

 痛みやシビレが器質的な原因がない場合も多くあります。そのような時は痛みやシビレが身体の何かのバランスの乱れを訴えているサインであることもあります。

 そんな時に現れる反応点や反応帯(ツボ)に刺激を加えることにより、身体を健康な状態に戻そうとする力をサポートしてあげるのが鍼灸施術です。

 

 出産されたお母さんに限らず、お父さんもですが、出産までもたいへんだったかと思いますが、これからお子さんを育てていくために気力や体力、心と身体の健康が大事になるのではないでしょうか。

 当院では産前産後、妊娠しやすい体づくりなど鍼灸でも対応しておりますので、何なりとご相談ください。病気や痛みはないけど、お父さんの疲労回復等の症状にも対応できますよ!!

 

 周産期ばかりでなく、様々な慢性痛でお困りの方もどうぞご相談ください。

 

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